サステイナビリティ基礎「グローバルワークショップ」⑧
SGH・WWL
2月8日(土)、高校1年生が通年受講してきた「グローバルワークショップ」の集大成となる“GLOBAL AWARENESS DAY”が開催されました。
これは、SDGs指標において日本の達成度が低い「食品ロス」「ジェンダー平等」「ファストファッション」「海洋ゴミ」問題に焦点を当て、生徒自身が意識向上の啓発活動をおこない、より良い未来の在り方を提案するイベントです。当日は保護者や本校受験生、他学年生徒など多数の方々にご来場いただきました。
各生徒は関心を持つテーマに分かれ『ブース』『ムービー』『ポスター』のいずれかの部門を担当し、作品を準備してきました。制作過程でテーマに関する知識を深め、理想的な未来とは何か、active citizenとしてどんな行動を起こすべきかを模索し、その思いを作品に反映させました。
最初に全員で鑑賞した『ムービー』は、校内を舞台にしたもの、英語のナレーションがついたもの、アニメーションで表現したもの、「ロミオとジュリエット」のストーリーを換骨奪胎したものなどバラエティに富んでいて、高校生ならではの自由な発想と表現方法で問題提起していました。
その後『ブース』と『ポスター』を鑑賞しあい、研究成果の説明に対する質疑応答があちこちで活発に行われました。
最後に参加者全員による優秀作品の投票がおこなわれました。基準は「面白く、知識を得られて、行動のきっかけになる」こと。優秀班には慶應義塾大学大学院の大川恵子先生から素敵なプレゼントが贈呈されました。
全8回実施されたグローバルワークショップを通じて、高1生徒はボーダーレスな社会問題に対する問題意識を高め、異文化を理解して他者と交流し、問題解決を試みる能力を養ってきました。今回で最終回となるのが名残惜しいという感想が多く聞かれました。