ICTを学びに活⽤できる⼈
学びの「幅」を広げるICT教育
⽣徒は⼀⼈⼀台ノートパソコンを所持しています。
協働学習や双⽅向の対話型授業のほか、探究学習、部活動や委員会など
多様な場⾯で今や⽋かせないものとなりました。
日常的なICTの活用はCBT型(コンピュータ利用型)の試験への対応力を
自然と習得することにもつながります。
富⼠⾒丘のICT⽀援
富⼠⾒丘学園ポータル
学校の情報はまずここにアクセス
学年や授業に関する通知や、よく使う学習ツールが提⽰されます。Microsoft365から展開されるアプリケーションもここからアクセスできます。⾃ら情報に接して判断し、⾏動する主体的な姿勢が養われます。
Microsoft Teams
対⾯でもオンラインでも学ぶための必須ツール
⽣徒同⼠、あるいは生徒と教員がインタラクティブにつながるツールとして学園全体でその運⽤⽅法を「育てて」きました。教材の公開と回収、協働学習におけるファイル共有、いつでも開催できるオンラインミーティングなど、その活⽤⽅法は無限に広がります。
「技術」「知識」「こころ」を育むICT教育
リテラシーを⾼めるICT授業
中1
中学1年では週1時間「ICT」の授業があります。教科学習や探究学習で多く利⽤するツールの使い⽅を学び、即座に実践に移すことで技術を定着させていきます。⽣徒間そして⽣徒と教員が相互に学び合い、協働的な学習環境の中で情報と向き合うスキルを⾼めあいます。
《1年間のおよその流れ》
月 |
学習内容 |
学習のポイント |
4月 |
PCの基本操作を知ろう |
パスワードの設定/キーボード入力/オンライン授業への参加方法/デバイスへの保存とクラウドへの保存 |
5月 |
学習用アプリケーションに親しむ |
ロイロノートやパワーポイントなどの基本操作の習得 |
6・7月 |
おすすめの本を紹介しよう |
パワーポイントの効果的な見せ方/画像検索や保存の仕方/プレゼンテーションの仕方 |
9月 |
メディアリテラシー(新聞見出しから考える) |
情報の効果的な伝え方を実践的に学ぶ |
10月 |
表計算ソフトの活用 |
データベースの作り方と活用、表やグラフの有効活用 |
11月 |
アンケートツールの活用 |
情報収集ツールとしての上手なアンケート制作とは |
12月 |
SNSやインターネットのリテラシー |
さまざまな事例のワークショップ |
1・2月 |
SNSガイドライン |
グループで協働しオリジナルガイドラインを制作・発表する |
技術家庭でWebデザイン
中学の「技術家庭」ではLife is Tech!のWebデザインコースに挑戦しています。「身の回りの問題解決」または「SDGsに関わる問題解決」を題材に、その現状を多くの人に知らせ、解決策を提示するWebページを作成します。「html」や「css」などWebサイトを構成する仕組みを理解するとともに、問題解決力や表現力も高めることを目指します。
Life is Tech! コンテスト奨励賞を受賞
私は犬を飼い始めたことをきっかけに、自主研究「5×2」でブリーダーという仕事を調べました。ペットを衝動買いした結果、飼育放棄の末に殺処分されている犬が多くいる現状を知りました。そこで、Webサイトを通じて多くの人が犬を飼う前にきちんと犬のことを調べて考える場を提供したいと思いました。制作にあたっては、伝わりやすく見やすいデザインを意識しました。例えば、目が疲れないように落ち着いた配色を心掛け、タイトルや各ページの違いが分かりやすくなるようにページの背景の色を変えたり、文字の大きさや画像の大きさを工夫したりして、各ページのバランスをとりました。Webサイトを通じて多くの人と問題を共有できるよう、今後も情報を発信していけるといいなと思います。(中学1年⽣)
情報Ⅰ
⾼2〜3
「技術」「知識」「こころ」を育むICT教育
授業からひろがる学びの世界
高校22年生の必修科目「情報Ⅰ」では、問題の発見・解決のために収集した情報を適切に扱い、さらに情報技術を適切かつ効果的に活用することでよりよい社会の実現に貢献できるスキルの習得を目指します。授業では情報社会を生き抜くためのリテラシーやテクノロジーを支えるしくみを学び、さらに実践的な学習機会として、Life is Tech!Lessonを利用したプログラミング学習を導入しています。作品制作を通じてコンピュータの働きを科学的に理解できるようにするとともに、自ら「情報を作り出し」、社会に「情報サービスを提供する」人として活躍できることを目指します。
Life is Tech! コンテスト
身の回りの問題解決部門 特別賞 受賞
「続かない?」を続ける「言語学習のススメ」
昨年度の5×2で「言語の学習方法」を研究する中で、多くの人が言語学習を挫折しやすいという問題に着目し、このサイトを作成しました。工夫した点は、昨年度の研究データを記載することで課題を明確にしたこと、To Do List とカレンダーの連携機能の搭載、またWebページに実装するのは困難な通知機能の代わりに、メールアドレスの登録をすることで自分自身に言語学習の時間を知らせる仕組みを作ったことです。 Webサイトの作成は初めての経験で不安でしたが、授業内で行ったことを復習し、自身の探究活動の結果などを書いていくうちに、最終的に楽しく作成することができました。サイトを自分でカスタマイズできる点も魅力的でした。制限がないからこそ創造性を刺激され、たくさんのアイデアを創造できたと感じます。(高校2年生)
情報演習
⾼2〜3
高校2・3年生の選択科目「Integrated Computer and Social Science(IC)」ではデータサイエンスの視点から課題を分析し、解決策を模索します。「ある店舗の売り上げデータ」を分析し、売り上げに影響を与える因子を抽出。売り上げアップのための販売戦略を提案するといった授業が例として挙げられます。多くの情報を視覚的にまとめあげるインフォグラフィックの作成など情報デザインも実践的に学ぶことが可能です。