シンガポールフィールドワーク2020報告
SGH・WWL
サスティナビリティ演習「開発経済と人間」を履修する高校2年生16名が、1月19日より3泊5日の行程でシンガポールでの研究活動を行いました。
シンガポールに到着した初日は、早速シンガポール国立博物館を見学。古くは小さな漁村だったこの地が、イギリスの植民地時代、日本統治時代、マレーシア連邦時代を経て独立へと向かう歴史を学ぶことができました。
2日目は、ラッフルズホテルと戦没者慰霊塔の見学からスタート。その後はユニバーサルスタジオ・シンガポールとマリーナベイサンズへ向かいました。カジノ施設の見学は「カジノ」について研究するチームにとって貴重な機会となり、現地の人々へのインタビューやアンケート調査では、親切な受け答えに感激していました。集めた基礎資料をクレア・シンガポール事務所にて分析し、夕方以降はプレゼンテーションの準備の時間に充てました。
3日目はラッフルズ・ガールズスクールを訪問。ハスリンダ校長先生からご挨拶をいただき、アイスブレークから盛り上がりました。ラッフルズの生徒とともに参加した授業では、SDGsに関する意見交換や海洋プラスチックごみ問題など地球規模で解決が必要な問題を英語で議論。「教育」について研究するチームには、日本とシンガポールの教育の共通点や相違点を体感する時間にもなりました。
午後は、JTBシンガポール支店を訪問し、現地企業の慣行やシンガポールの労働社会の現状をプレゼンテーションしていただきました。「働き方改革」や「外国人労働者受け入れ問題」を研究するチームからは質問が相次ぎ活発なやり取りが行われました。
4日目はシンガポール経営大学(SMU)を訪問し、今回のフィールドワークの集大成として英語によるプレゼンテーションを実施。SMUの学生との英語での質疑応答に苦慮しつつも、各チームの研究発表を終え、藤井朋樹准教授から評価のお言葉をいただきました。その後のフリーディスカッションでは、SMUの学生や藤井准教授との意見交換に予定時間を超過して会話が弾みました。終了後は、ガーデンズバイザベイを見学したり、マリーナベイサンズのレーザーショーを楽しんだ後、深夜のフライトで帰国の途につきました。
フィールドワークを通し、周囲に感謝し、謙虚に他者と協働する力を養うことができました。次は2月18日に本校で行われる第5回SGH研究発表会に向けて成果のまとめに入ります。