高2化学 実験のプレゼンテーションを行いました
教育
高校2年生の選択授業「理科実験(化学)」では、前期に基本的な実験操作やレポート作成方法について学び、後期から自分自身で実験テーマを決めて、半年間実験を進めていきます。当日は、後期から各自取り組んできた実験のプレゼンテーションを行いました。審査員として、教科担当教員に加えて学年の教員も参加し、活発な質疑応答となりました。どのような実験に取り組んだか、以下に数例を紹介します。
■『ビタミンC含有量とビタミンCによるメラニンの分解』いろいろなフルーツや飲料を集めてビタミンCの含有量を調べ、その中でも特にビタミンCの含有量が高いものをいくつか用いてイカ墨に投入し、ビタミンCがメラニンを分解することを確かめた。
■『フルーツ酵母を用いた手指の消毒用アルコールの作成』りんごやレーズンからフルーツ酵母を作り、糖を用いてアルコール発酵を行った。その後、ヨードホルム反応でエタノールを検出し、蒸留、精製水を加えることで消毒用アルコールを作成した。
■『抗菌作用の比較実験』納豆菌や酵母菌、お餅に付いていたカビ、PCのキーボードから採取した雑菌を寒天培地を用いて培養した。培養した菌にカビキラーやフィトンチッド、梅、わさび、大葉、からし、酢などを添加し、抗菌作用があるか調べた。