高校1年 鹿児島フィールドワーク
行事
10月19日(火)、鹿児島空港は快晴でした。高校1年生の鹿児島FWの初日はWWL提携校である池田高校との交流会と第15代沈壽官先生の講演、沈壽官陶房の見学です。学校紹介は両校とも流暢な英語でおこなわれました。午後は沈壽官先生の生い立ちや芸術、仕事に関する哲学を拝聴し、先生に直接お話をする機会にも恵まれました。生徒はその後、陶房を熱心に見学し、ホテルでの夕食後には明日のプレゼンテーションの練習をしました。
20日(水)の午前は富士見丘の生徒と池田高校の生徒が交互にプレゼンをおこないました。池田高校は詳細なデータ分析にもとづいた海洋汚染と江戸時代後期の天気の復元研究です。富士見丘は「アルビノ人権問題」「ベラルーシの独裁政治」「ミャンマーの民主化」という国際問題について発表しました。両校による質疑応答は非常に活発でとてもよい発表会になりました。午後は鹿児島湾をクルーズしながら歴史・地理のレクチャーを受け、かごしま環境未来館で地球温暖化やSDGsについて学びました。
最終日の21日(木)は池田高校の最後のプレゼンを聴き、3日間のリフレクションをおこないました。その後、島津氏による近代化産業の起点である尚古集成館、仙厳園を見学し、安川周作先生(島津興業)の観光業に関する講義を拝聴しました。生徒たちは最後までメモを取り、活発な質問をしていました。
最終日は雨でした。しかし鹿児島では、島津家初代・忠久が生まれた日が豪雨であったことから、雨が降るとおめでたいことが起こる兆しとされ、これを「島津雨」といいます。3日間の日程でもっとも勉強になったのは池田高校1年生の生徒の皆さんのプレゼンと探究に向かう姿勢です。お互いの発表の合間をぬっての池田高校との交流はとても大きな財産になりました。両校ともに今後の学びに向けてとてもよい機会となりました。